平仲信裕、全日本選手権のニュース抜粋
◆アマチュアボクシング 全日本選手権(19日、岩手・水沢体育館)
7階級で1回戦が行われた。ライトウエルター級は、元WBA世界スーパーライト級王者・平仲明信氏(52)の長男で芦屋大1年の平仲信裕(19、日連推薦)が、3―0の判定(30―26、30―26、30―27)で細野恭兵(北海道ブロック、札幌工高)を下し、今大会初出場で20日の準々決勝に進出した。
3回、平仲は2度のダウンを奪い、父譲りの強打を見せた。父は会場に来ることができなかったが「一生懸命、頑張れ」と激励され、沖縄・南部農林高3年時のインターハイ準決勝で破った相手を再び撃破。「2回ダウンを取れたけど、まとめ切れなかったのが課題。でかい大会で緊張したけど、1勝してリラックスできる」と顔をほころばせた。
高校3年時のインターハイで準優勝し、今春の関西学生リーグ戦では、5戦全勝4TKOで最優秀選手賞に輝いた。「東京五輪(出場)という、ぜいたくな夢がある」と1984年ロサンゼルス五輪に出場した父に続く、親子2代での大舞台が目標だ。
準々決勝を勝てば、21日の準決勝で2008年北京五輪代表の川内将嗣(日連推薦、自衛隊)と対戦する可能性がある。「せっかく戦えるかもしれないので、無駄にしたくない」と大金星を狙う。
【BOX】平仲ジュニアが初出場で準々決勝進出
2015年11月19日18時50分 スポーツ報知 掲載記事

「全日本アマチュアボクシング選手権・1回戦」(19日、水沢体育館)
元WBA世界スーパーライト級王者の平仲明信氏(52)を父に持つ、平仲信裕(19)=芦屋大1年、日連推薦=がライトウエルター級1回戦で細野恭平(札幌工、北海道ブロック)を判定3-0で下し、準々決勝に進出した。
高校3年時の高校総体で接り勝った相手との再戦。1、2回は苦戦し、最終3回に「行くしかない」と、父譲りのパワフルな接近戦を仕掛けた。
強烈な右を顔に打ち込みスタンディングダウンを奪うと、止まらない。続いては、左の返しを打ち込み、またもスタンディングダウンを奪った。
「高校の時もポイントで負けていて最終ラウンドで何とか。3ラウンド目は相手のスタミナが切れかかったところでうまくまとめられた。高校なら2度のダウンで止まるけど…。3度目をまとめきれなかったのが、あすからの課題です。50%くらいです」と、収穫と反省を口にした。
今春の関西1部リーグで全勝し、MVPを獲得。今大会への初出場切符をつかんだ。「全日本の舞台で緊張したけど、1勝できてよかった」と安どした。
沖縄でボクシングジム会長の父は観戦に来なかったが、「チャレンジして、ダークホースになれ。自分しか助けてくれん。頑張れ」とエールをもらった。
「父は全日本を大学1年でベスト4、2年で優勝。ロス五輪に出場している」と父のアマ実績は頭にしっかり入っている。
20日の村田勝彦(中大、九州ブロック)に勝てば、21日の準決勝では12年北京五輪代表の川内将嗣(自衛隊体育学校、日連推薦)と当たる。10月の合宿で手合わせした時は、実力差に面食らった。
「向こうは僕のことを何とも思ってないけど、次に勝てば川内さん。名前くらいは覚えてもらえるかな」と父と同じ、1年生で4強がまずは目標だ。
「目の前の一戦一戦。目標は東京五輪」。20年、父子で五輪戦士を目指し、全日本で存在をアピールする。
元世界王者・平仲ジュニアが初戦突破「1勝できてよかった」
2015年11月19日 20時2分 デイリースポーツ掲載記事

<全日本ボクシング選手権>◇19日◇岩手・水沢体育館◇各階級◇1回戦
平仲ジュニアが1回戦を突破した。元WBA世界スーパーライト級王者・平仲明信氏(52)の長男芦屋大・平仲信裕(1年)が、ライトウエルター級に出場し、札幌工・細野恭平に、3-0(30-26、30-26、30-27)で判定勝ちした。
3分3Rの3回に父親譲りの強打で2度ダウンを奪うなど圧倒。「父はパンチ力がある。ボクもファイター系で近いので、父に似ていると言われる。父より手足(のリーチ)があるので、ボクシングをするには恵まれている。父より楽な戦いができると思う」と初戦突破に笑顔だった。
「平仲ジュニア初戦突破、父譲り強打で2度ダウン奪う」
2015年11月19日20時53分 日刊スポーツ掲載記事